【のっぽさん登山】金剛山の氷瀑に感激!

のっぽさんから突然連絡がきました。

「明日、金剛山登りましょう」

 

突然なのは、特に前日からの気温と睨めっこしないと出会えない景色、氷瀑を見たいからです。またとない機会にワクワクします!

 

氷瀑とは?

氷点下でみられる冬山の景色で、滝の水が外気に触れて氷結し創られる、自然のアートです。滝の流れがそのままの姿で凍ります。英名はicefall。のっぽさん曰く、氷瀑の裏側に回ると、水が流れてたりして、それも美しいのだとかぁ~♬

 

とはいえ、よしまるは見たことないので、イメージゼロ。

先日の岩湧山に続き、チェーンスパイクとストック必須です。

 

雪山って楽しい!

金剛山は約200ものルートがあって、登山口もたくさんあるそうですが、今回は水越峠の麓まで車で向かい、そこから登りました。

 

麓は雪の気配すらありません。

 

でも間もなく、路面が凍結しました。滑るので、チェーンスパイクを装着します。

 

そのうち、軋む音のする雪面になりました。

 

あっ、気づいた? みんな暑くて、防寒着を脱いでます(笑)!

 

沢沿いに、こんな景色の中を進みますが、よく見ないと道がわかりません💦今日ものっぽさん頼みの登山です。

 

雪山に上機嫌の、のっぽ登山隊♬

 

 

今日も名ガイド殿が、色んな楽しみを教えてくれます。

 

こんな感じの小さな滝?関?に、1から6まで番号が振ってあります。徐々に水の流れが少なくなっていき、6つめで流れが止まる、そこに氷瀑があるんですって。

 

気温も低くなり、おおきなツララが目立ってきました。

よしまるは今日も、ポキッと食べました。もう、つららを見たら衝動でやってしまいます🤣 こうなったら色んな山のつららを食べ比べてやるぅ!(金剛山のつららは美味しいですよ!)

 

 

衝動といえば、こちらもお約束。ダッバーン!😆

スキー場のフカフカ雪じゃなくても、十分気持ちいいんです!ハマります。

 

V字谷にきました。

険しい山の傾斜が、美しいV字を描いて、自然の厳しさを感じます。こんな場所で人が歩ける所は、沢沿いくらい。雪崩でも起きたらジ・エンドです💦 急勾配の岩肌に木々が必死でしがみついて、地崩れから私達を守ってくれているようです。

 

氷瀑に感動!

ついに第6の滝にきました。

うぉぉー!

目の前の景色に、みんな思わず声を上げました。

 

なんと!滝の流れが、そのまんま凍ってます。

どうやってできたんだろう!エルサの魔法なの~?

 

 

人が入ると大きさがわかるでしょうか?実物はもっとかっこいいのだけど…。よしまるは滝をハグしました。滝が凍ってなきゃできない芸当だもの。感無量です。

 

横に周ると、裏側で少し水が流れていました。あぁ、こうやって固まっていったのかぁ…というのが窺えて、改めて自然の凄さを感じました。

 

足元には、水しぶきがそのまま凍ったかのような、丸い氷の層。純度の高い水晶みたいに綺麗でした。持って帰りたいけどなぁ…ここだけで味わえる宝物です。

 

来れてよかった。

 

山頂ヌードル

登頂! 非日常にみんな大満足です。

 

…上の写真、4人が映ってるようにみえるでしょ?でも違うんですょ。

金剛山の冬の風物詩らしいですね(笑)。よくみると、白い生き物がたくさんいるでしょ?萌え~♬

 

他にも色んな作品がありました。カッターを持参して造形したり、作り手の方々の思い入れがハンパないのです。鼻はニンジン(笑)!

 

 

人が入れそうな大きさなのに、犬しか入れないかまくら(笑)。

 

この日は晴れて風もなく、恒例の山頂ヌードルも、全然寒さを感じずに美味しくいただきました。山頂ヌードル最高だよぉ~!

 

鳥にはキビシイ季節だよね

鳥の餌場には、カシューナッツを持って行きました。

 

自然に近いもので、柔らかいからと選びましたが、鳥たちは、呑み込めないほどの大きな塊を選んで、嘴いっぱいに咥えていきました。カワイイ欲ばりさん!

 

冬はエサとなる虫がいないから、鳥さんも必死なんだよね。

動画も撮ってもらいました。

 

険しい下り

下山は序盤、穏やかな下り。広い雪面もそこらじゅうにあって、あまりの解放感に、ごろーん(笑)、むちゃくちゃ気持ちいいです!見上げる空も爽快。

 

うへぇ~、フワフワ、ヒンヤリ、気持ちいいや!思い思いにゴロゴロしました。誰かに見られたら、何かの儀式かと勘違いされそうな、怪しい動きです😱。中年達が、完全に童心に帰っております(笑)、これぞスノーマジック!

 

ところがここから、傾斜が急になりました。

だんだん雪が溶けてベチャベチャになり、チェーンスパイクを履いていても、すごく滑って危なかったです。

 

写真を撮る余裕もないほど必死の下山…てるさんが転げ落ちるハプニングもありました。はじめはズズッと片足が滑っただけなのに、転がりながら加速して、血の気が引きました。

 

幸い数回転で止まって、突き指と打撲で済んだけど、もし左右に流れていたら、深い谷にエンドレスに落ちてたと思うと、ゾッとしました。

 

これまで事故しなかったから、気が緩んでいたかも。登山はこういう危険と隣り合わせってことを、いつも頭に置いてないとって思いました。そこからは体が強張って、一歩ずつ足場を確かめて、いつも以上に体中の筋肉を、変な風に使いました(笑)。

 

ふぅー、全員無事に下山できて、本当によかったです。

 

最後は温泉でほっこり

最後は、温泉「亀の湯」で、全身癒されて帰りました。

運動後の温泉は、やみつきになります。特に寒い季節はたまりませんなぁ!

 

目の前で氷瀑を拝んで、触れて…、人生でこんな経験ができるとは思ってもみなかったです。のっぽさん、本当にありがとうございました!

 

最後尾で支えてくれたハッシーさん、車で送迎してくれたてるさん、ありがとうございました。今日も童心に帰って、みんなで楽しめて、よしまる超幸せでした♬