【殿堂入り】神戸の紅茶&焼き菓子店 mahisa(マヒシャ)

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先日、神戸三ノ宮にポ茶リングしました。

 

神戸で何食べよう…神戸…神戸… と思いながら走ったら、無性に紅茶と焼き菓子が食べたくなって、立ち寄ったお店にハートを鷲掴みされちゃった。

 

あまりに感動したので、こりゃぁ単独で記事にしとかな、と。

お店の名は「mahisa」(マヒーシャ)

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地下への階段からただならぬ雰囲気が…

外看板はこれ。雑居ビルの混沌にイイ感じで溶け込んでいます。Tea!

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地下に降りるところから雰囲気あってワクワクします。

またもやTea。ここから先は「Tea」なんだと。心しては入れよ、と。

壁の汚れも「扉の向こうはディープだぞ」と訴えてきます。我が家の清潔感ある?白い壁とは違って、これは敢えて白を汚す演出か…。年月を感じさせます。

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薄暗いムーディーな店内は、とても静か

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店の中から外(入口)に向かっての様子。実際には写真よりも暗くて、黄色いランプがやさしく灯ってムーディーであります。

 

午後イチの店内は客もまばら。今回は瓢箪のあるテーブルにしました。

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コロナ禍での飲食営業ですが、テーブルには透明な仕切り板はありません。代わりに飲食する時間以外はマスク着用を徹底してください、というメッセージがあります。

 

よしまるは小1の時に担任から「おしゃべりマウス🐭」と呼ばれた筋金入りのおしゃべりですからね!(コラ、自慢しないっ)、席につくと自然と口が開きますよ。するとすぐに店員さんがやってきて、「店では静かに話してください(そういう店ではないんですよ)」と注意されました。声も大きかったみたいで、すみません(-_-;)

 

他のお客さんも、この雰囲気を楽しんでいる様子。

そうか。店と客が一緒に空間を創っているんだなと理解。よしまるもテクマクマヤコンして大人のしっとりした女性に変身しました。

 

やはり紅茶もディープ!

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でも、お待ちかねの紅茶がやってくるとテンション上がって声が。。

 

店員さんにおすすめを聞くと、折角ならここでしか味わえないものを、と言われて、師匠はメニュー一番上のドアーズ、よしまるはケニルワースを選びました。どちらも「ディープ」という表現がぴったりの、すごくパンチのある味です。

 

ほら、色からも伝わるでしょう? まずはストレートで。

おっ、口をつける直前、強烈な茶葉の香りが上ってきます。口に入れると今度は渋くて濃い香りが充満します。

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デカいミルク壺…これを入れて飲めということね 。

ぬぉ~っ?ロイヤルミルクティーじゃあるまいし!紅茶に備え付けのミルクでここまで濃い色になりますかね?

…なるほど。この渋濃い紅茶のコクを残すためのミルクね。

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ヤバい、癖になりそう。。

 

実際ここに来るお客は重篤患者が多いそうな。なんかわかる。

ザラメ砂糖が備えてありましたが、よしまる的には砂糖なしがおススメです。

 

焼き菓子がウマすぎ!紅茶と合いすぎ!

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店の定番、スコーンが来ました。

なにこのウマソウな顔立ちは! おーッとまた声が。。

どれ、クロテッドクリームの味はどうかな? ペロリ、んまいですー!

 

メインのスコーンは、よしまるがこれまで食べたことのない食感。ずっしりもっちりのスコーンのイメージが完全に覆りました。

 

軽くてサクサクで、そのままで十分美味しいのです。これまでのスコーン人生で初めてジャムを残しそうになり、終盤慌てました💦

 

これがまた紅茶と合うんですよ~~~。なんか感動的に。

 

師匠はスパイスをふんだんに使った焼き菓子。これも絶品だったようです。

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飲んだ後も口の中で余韻が続く・・・

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焼き菓子を堪能して、再びポットに残っている2杯目にいこうとしたら、ムチャクチャ濃くなってました。師匠曰く「紅茶のエスプレッソ」。

 

一体どんだけ茶葉使ってるの? とポットの蓋を開けてびっくり! ポットの上部までふやけた茶葉で一杯でした。後で店長さん?から、一般のお店の5倍位の茶葉は入れてると聞いて納得。さらにお客さんから希望されれば追加してあげるそうです。

それで600円って良心的な価格も好きー。

 

紅茶の定石、ジャンピングなんてとんでもないことです。このポットの中で茶葉が動ける隙間なんてありませんよ! 熱湯でふやけて膨らんだ茶葉の中で紅茶が抽出されていく感じです。

 

んー、これはこれで理にかなってて… しかも相当に贅沢な淹れ方じゃないかっ!

 

店を出てしばらくは、口の中に紅茶の余韻が残ります。これが病みつきになってまた行きたくなるんだろうな。。

 

ブレないポリシー

店長?さんと話をしました。

 

紅茶の一般的なお作法からすると、マヒシャの淹れ方は我が道を行く感じですが、「紅茶を最高に味わうならこれ」という信念を持たれていました。目を輝かせて話す姿が実にすがすがしいです。確かに美味しかったですしね。

 

この深い味わいに合う内装、お菓子、雰囲気。。全てがマヒシャの紅茶を堪能するためにこだわっている気がしました。

 

いやいや、いい店を見つけてしまったよ。。

Webサイトで茶葉を買えるので紹介しておきます。

まぁでも、よしまるはお店に行って味わいたいなって思いました。