ジムに4時間も入り浸った帰り道、ヘロヘロに搾り取られた体に真夏の午後4時は過酷で…💦気づけば「かき氷…かき氷…」とうわ言を吐きながら自転車を漕いでました。
はぁ~?「現代人は、かき氷は家で食べるもんじゃ!」とは誰の言葉?
すでに思考も熱に侵され気味のよしまるは、グーグルマップで「かき氷」を検索…よっしゃ!「かき氷研究所」にゴーッ!
なかなか店が見つからず、通りで立ち話をしている女性達に訊ねました。
女性「かき氷研究所はここですよ(目の前)。でも今日はお休みみたいだよ」
よしまる「え~! せっかく来たのに。。かき氷食べたかったのに。。」
女性「だったら近くにおススメの店がありますよ」
で、それが「wad」さんでした。
かき氷は季節限定、本当はお茶専門店だった!
お店に着くと、既に6組が順番待ちしていました。行けばすぐ食べれるもんだ、と思っていたのが甘かったです。喉はカラカラ…なのに心はもう引き返せないと訴えてきます。仕方なく待ちます。
よしまるを気遣って、店員さんがメニューを持ってきてくれました。
なんか、すごくこだわりを感じてテンション上がるメニューです。
ううっ、どれにしようか迷う。そう思っていたら、店員さんが
「待ち時間があるので、詳しく説明させて頂きましょうか?」
「!!!」
そこから本当に親切にお茶のすばらしさを紹介してくれました。
イチオシは1500円と高いけど「かぶせ緑茶」。
なんと、宇治田原町で作られたお茶だそうで、そこ、前にライドしたとこじゃん!と絶妙に繋がったリンクによしまるは勝手に興奮。あの町並みを通る時、素晴らしいお茶の香りに包まれて幸せになった、あの香りを思い出しました。あれかぁー!
さらに続きます。
店員「この地域の茶畑は平地じゃなく斜面です。斜面では玉露は作れずご用意ができませんが、お茶の木に黒いシートを被せて柔らかい葉を作る「かぶせ茶」を作っています。うちでお出しするのは、中でも新芽だけを使ったものです。まろやかなすばらしい味です。」
これ聞いて飲みたくならんわけないでしょう!
よしまるの脳裏には、あの日ライドで見た景色が再現されていました。黒いシートで覆われた茶畑が道の左右に広がっていたあの風景…。
あれは「かぶせ茶」だったのね。。あぁ飲んでみたいよぅ。
極めつけがこれ。
店員「かぶせ茶の新芽なので、とても柔らかく、お茶を3杯ほど楽しんでいただいた後に、この新芽でかつお節と醤油で「おひたし」を作ってお出ししています」
。。。私を悩殺したいのでしょうか。
お茶専門店が凄い「かき氷」を繰り出してきた!
最後まで迷いに迷った挙句、今回はかき氷を注文しました。
ここのかき氷のラインナップ(主役級)は、
・抹茶
・ほうじ茶
・和紅茶
こだわりのお茶で作ったシロップのかき氷、どれも美味しそうな響きです。よしまるの後に入ってきた女性が「今日はほうじ茶のかき氷残っていますか?」と聞いていたので、よほど美味しいのだと思いました。
で、優柔不断なよしまるのセレクトは、店員さんおススメの「和紅茶」となりました。
出てきたのがこちら。
むっちゃ雰囲気いいわぁ~。見た目が「おいしいよ❤」って訴えてきます。
崩れやすいので、和紅茶のシロップを少しづつかけていただきます。
イメージを全く裏切らない美味しさ!後味もさっぱりして…美味すいィィー!
いつもなら最終コーナーで減速するよしまるなののですが、進む、進む。。
あれ、この抹茶茶碗、ガラス製だ。外から入る夕方の光に透けてうっとりします。
おもてなしもいいお店
ちょっと遡りますが、かき氷が運ばれる前にステキな器でお水が届きました。
渋い緑釉をメインに、中は黒釉が味を出していて、なんか「特別に美味しい水」を飲んでいる気持ちにさせられてしまいました。それもそのはず、使われている器は全てオーナーがみつけてきた作家もので、フロアの一角には器のギャラリーもありました。
特に気に入ったのが今回出された器。お客様一人ひとりに器をアレンジしてくれているようです。ステキじゃぁないで~しょうか。
店員さんの対応もとても気持ちよく、そして丁寧です。
極めつけは、ほうじ茶のサービスです。(かき氷を頼むとセットでついてきます)
そろそろ口の中が冷たく辛くなってきた…頃に、差し出される熱々のほうじ茶。あ~んもぅ、痒い所に手が届くおもてなしです。
もう一つ、文字ではうまく伝えられないのですが、ほうじ茶の香りがびっくりするほど凄いのです。その上濃くて美味しくて。これも立派な一品だと思いました。
なんと。。かき氷を外で食べてしまったところで既に負けておりますが、その味に心を掴まれてしまいました。次はほうじ茶のかき氷と、それからお茶も飲みに行こう!と心に決めたよしまるでした。