週末、広島の宮島に行ってきました。半日ですが期待以上、大満足でした!
さて、肝心の体育会系スケジュールは予定通りに進んだでしょうか。ラッキーや失敗談を交えてお伝えしますので、宮島旅行を考えている人は参考にしてください!
平日早朝スタートがおススメ!
高速バスで広島駅に着いた冬の朝6時はまだ暗くて寒くて心細かったですが、結果、早朝から周って良かったです。宮島は平日早朝から周るのがおススメです。
そのままJRで宮島に直行し、車中で持参したおにぎりで朝食を済ませました。7:00、宮島口駅に着いた頃、ようやく夜が明けはじめました。
宮島に渡るには、宮島口駅から5分歩いてJRか松大汽船いずれかのフェリーに乗ります。料金はJRが若干安めですが、松大汽船はフェリーと弥山ロープウェイの往復がセットになった「エンジョイチケット」があるので、これを買うつもり、、
■失敗談
と、いきなり失敗。チケットの窓口が朝7:30にしか開かないので、それを待つと 7:45発のフェリーになるとのこと。ここは体育会系スケジュールを優先し、お得チケットを諦めるしかありません、よしまる苦渋の決断です。やむなくJRフェリーに乗船。
7:05発のJRフェリー始発で宮島に入りました。広場は人もなく清々しいです。朝日で輝く海を背景に、平清盛さんも荘厳です。
空気も凛としてうまし。清盛さんと並んでポーズ。
あれ? あちこちで鹿が歩いています。この懐かしい匂いはフンだったのね、よく行った奈良公園を思い出しました。ですがここの鹿は餌付けされていません。島の人が動物を殺生せず、人と鹿が普通に共生しているなんてステキですね。
厳島神社は早朝が一押し!
ところで、宮島のオンシーズンは平日土日問わず大混雑するらしいです。
こんなに、、、
こんなに、、、
ですが今回は 平日&早朝&コロナ と重なって、混雑と無縁の気持ち良い旅でした。
見てください!厳島神社は人もなく、荘厳な空気が漂っています。水面に朱色が映え、袴姿の神職の方が回廊を行き交う風景は、非日常でありました。これだけ違うと、やっぱり朝イチがいいですよね!
この時間はまだ潮が引ききっていません。鏡池や鳥居まで歩くのを後回しにして、予定より早くロープウェイ乗り場まで10分お散歩しました。
途中、最盛期を過ぎてなお美しい紅葉の庭を、貸し切り状態で歩きました。傍で旅館の方が落ち葉を掃いていて、風情があります。
ロープウェイ乗り場に運行開始30分前に着いてしまいました。大好きなチョコパイとお茶を飲みながら、俳句の作り合いっこをして待ちました。
寒朝に 味わい冴える チョコパイよ!
一番乗りのロープウェイはほぼ貸し切り
9:00、ロープウェイに一番乗りです。山側も海側もすばらしい景色を、またもや貸し切りで贅沢な気分で堪能しました。
中腹で大型ロープウェイに乗り継ぎます。オンシーズンは30人乗るそうですが、ここでも貸し切り。朝日に浮かぶ幻想的な瀬戸内海の島々をうっとり眺めました。
■失敗談
ロープウェイの乗車時間は計15分ですが、乗り換え時間を忘れていました。大型ロープウェイは15分間隔の運行なので、待ち時間を加味すると片道約30分、往復1時間をロープウェイの所要時間としてみておく必要があります。
できれば弥山にも足を伸ばそう!
計算ミスの遅れを取り戻すべく、ロープウェイを降りたら超ハイペースで弥山山頂を目指します。疲れましたが、くぐり岩など奇岩がいっぱいの楽しいコースでした。くぐり岩と山頂の様子です。弥山も貸し切り❤
折り返す途中に 千満岩 があります。山の上なのに、満潮になると岩穴から塩水が出てくるそうです。不思議ですね。
弥山本堂にはキュートなお地蔵様がたくさん。何ここ癒しスポット?萌え~!
帰りは勾配の緩い所を駆け足で、往復1時間のところを40分で周りました。もう汗びっしょりです💦
宮島の魅力は麓の建造物だけではありません。こうした自然の造形や、山からの瀬戸内海の眺めも素晴らしいです。是非、弥山も旅程に組み入れてみてください。そうすればいい運動になって、昼食が殊更美味しくなりますよ!
ここは一体!?驚きまくりの大聖院
10:45、大聖院に着きました。
いやぁ~、ここは何から何まで驚きまくり。宗教とか関係なく一度は行かれることをおすすめします。ここにご利益(ごりやく)を集めまくったような所で、その全てがインパクト大ですから!
弥山で出会った萌え萌え地蔵がそこら中にいます。愚痴聞き地蔵が「聞いてやんよ」と言わんばかりです。可愛すぎて愚痴る気も失せます。
かと思えば、勅願堂の階段の左右に強面の像がズラリ。何このギャップ!?
お堂に入ると今度は、壁三方に小さな観音様がビッシリと並んでいて圧倒されます。よく見ると、数珠をかけてもらっている像もチラホラあります。
院内の建物の宮造りも装飾も、芸術的で圧倒されました。私は宗教を解しませんが、これだけの建造物を築き上げ、守り継ぐ信仰の力って本当にすごいと思います。
そしてこのあと、人生で一番怖いお化け屋敷?を経験しました。「中国観音霊場お砂踏み道場、入口」という立て札を見つけて、わからないまま地下の階段を降りると、、、
これ以上は怖くて描写できませんが、とにかく無事に出られた時は心底ホッとしました。ぜひご自身で経験してみてください。
何もかもが想像を超えてキャパオーバー状態で院を出ようとしたら、赤い帽子を被った無数のお地蔵様と、彼らを見守るように鎮座する菩薩様がいました。優しい顔立ちに安らぎを得て、院を後にしました。
昼食は早めに、11時からにする
11:30、早めの昼食を取りました。食事は特にこだわったので、全て大満足でした。
ポイントは、昼食を11時に食べること。
宮島の食事処は殆どが11時に開店しますが、人気店は2時間以上待つこともあります。予約不可なので、開店前に並ぶなどして、早めの昼食にしましょう。
今回行った「ふじたや」は、当日朝に順番を書く紙が出るので、10時に記名してから周辺を散策し、開店11時にお店に戻るといいと思います。私は計画が狂って記名なしで11:30に行きましたが、運よくすぐ入れました。時期がよかったみたいです。
ふじたやの「あなごめし」はものすごーく、美味しかったです。これだけでも来たかいがあったと思う、感動的なお味でした。
続いて、牡蠣屋の「牡蠣づくし」も。オシャレな店内に不安がよぎりましたが杞憂、大変美味しかったです。大きな焼き牡蠣、続いて残りの品々が出てきました。牡蠣づくしだけあって全部牡蠣料理です。サラダの牡蠣ドレッシングも最高!
最後は知人絶賛の「揚げもみじ」。100円のもみじ饅頭が揚げると190円になるのは納得いかんなぁと思いつつ、アツアツをパクリ。ふわとろで美味~!不思議食感です。もう値段はどうでもいいや。もみじ饅頭よりずっと美味しかったです。
この頃になると潮が引いていたので、鏡の池や、修復中の鳥居を歩きました。足元の緑色のワカメみたいなのが美味しそうで、思わず食べてしまいました。
まとめ
今回の旅は、いくつかの失敗や想定外で計画どおりにはいかなかったものの、行きたい場所と食べたいものは全て網羅できたので、合格ではないでしょうか。
現地で臨機応変に対応できたのは、事前に細かく計画を立てたおかげです。凡その地理感、移動時間、滞在時間を調べていたので、立ち止まって1から調べる時間ロスを回避できました。いやぁ~計画は大事ですね。
宮島、本当にステキな所でした。
厳島神社などの建造物、弥山の自然の造形、山からの瀬戸内海の眺め、鹿と共に暮らす人々、島の人たちが景観を守り継ぐ姿、数々のインスタスポット、素晴らしいです!
そして、この島の情緒をたっぷり味わうなら、オンシーズンを少しずらした平日の朝イチに、観光をスタートすることをおススメします。
広島に行ったらぜひ足をのばしてみてください。
この後、広島市内に戻って原爆資料館などを周りましたが、宮島だけでどえりゃぁ長くなってしまったので、別の記事に書こうと思います、ではー。