GAPのセールで500円で買ったタンクトップ、たった1回しか着てないのに、肩紐が伸びてダレダレになりました。あーあ、ガッカリです。
着るたびに嫌だなぁーと思いながら、何もせず、騙し騙し着て夏が過ぎ…。衣替えの時、もうウエスにしたろかーっ!ポイっ……しかけて、思いとどまりました。
元々、洋服を捨てる習慣は、よしまるにはありません。モノ三顧の礼(造語)。
「安いから、ぞんざいに扱っていい」
でも、まだ頭のどこかに、高いもの=大事にする、安いもの=テキトーでいい、的な感覚があって。今回も500円だからいいやってなったような。。
いかんいかん!
生地はしっかりしているので、来夏に使えるように、肩紐を詰めました。
伸びた部分をカットして、ゴワつかないよう、ジグザグミシンで縫い合わせて…
おっと、もう一枚あった。一緒に補修。
よし!これで次の夏こそは気持ちよく過ごせるはず。
どっちが得?
昼休みにミシンカタカタするよしまるを見て、夫が言いました。
「そんな面倒なことしなくても、500円なら買った方がよくない?」
まぁ…そう思うよね。
だがしかーし!駄菓子菓子
ここに落とし穴があります。これは誤った先入観なのデス。
今回の補修にかかった時間は、2枚で30分でした。
来年用に新しいタンクを買いに行くとなると、往復30分では到底ムリです。さらに、セール日のチェックも面倒だし、豊富な種類から選ぶのも手間だし、お金かかるし。
ね、人によっては補修する方が、はるかに効率的なのですな。
今は、しみったれて、ナーイ
よしまるが小さい頃、靴下に穴があくと、母が繕ってくれたものでした。
それがいつからか「安いんだし、捨てて新しいのを買えばいい」感覚が染みつきました。穴を繕うなんて、しみったれてる、貧乏臭い、感じもします。
でも、そんな感覚もありながら、最近はそうでもない気がします。
たまに、アンマリー ニルソン氏の記事を読みますが、彼女がダーニングやアップリケで補修すると、超~ステキに生まれ変わります。
こんなカワイイ靴下だったら、ワクワクしちゃうよね?いやむしろ新品よりいいと思う。。オイラ絶対履くわ~
気に入ること
ニルソン氏の営みは、元々彼女がこだわって手に入れた、お気に入りの服を着て、着倒して、穴が開いてもまだ使いたいから補修して、ステキに生まれ変わらせて、またそれを気に入って使ってる、そのサイクルだよね。一つの理想形だと思う。
先日、中村のおばあちゃんとランチしたら、ラメ糸で編んだ素敵なチュニックを着ていました。お食事だからオシャレしたんだって。かわぃぃ。。
(写真左)中村のおばぁちゃんのラメチュニック。歯が丈夫な87歳は食欲旺盛(笑)。
「やっぱりわかったぁ?」嬉しそうに話すおばぁちゃん。
「前に京都旅行でお漏らししちゃってねぇ。急いでニットワンピースを買ったのよ。でもデザインが気に入らんから、ほどいて糸にしてぇ、それにラメ糸を足して編んだワケ❤ 腰から下をフリフリにして、いいやろー♬」
気に入らなきゃ、気に入るように変えるって発想です。
なんとおばぁちゃんは、長年の経験から、ゲージ感覚を持っているので、編み図なしで自分サイズに編めてしまうのだった。そんな人おるんや。。
結局、人がモノを大事にするのは、「気に入るかどうか」次第かもね。
気に入ったものなら大事にする、たくさん使う。壊れてもまだ使いたいから修理する。逆に、気に入らないと高くても使わない。
まぁ、気まぐれなオイラは、やったりやらなかったり、かなりテキトー。そのレベルの低さがよしまるクオリティーなんだけど(笑)!
とにかく、自分の周りに「お気に入り」が増えれば、それだけ幸せだろうって思うから、気に入らないタンクを、気持ちよく着れるようには直したってことで、ヨシ!
安物買いの銭失い癖で、さんざんお勉強代も払ってるけど、少ないお気に入りを長~く使えるように、少しずつテクをつけ、変わってければと思います。
追記:
記事を読んだ方からコメントいただきました。当時すごく高いセーターを思い切って買って、30年着ているということでした。
30年!むちゃくちゃコスパいいなぁ。いいものを大事に使えば、着ている時間は当然心地いいし、買い物も不要、コスパよしで、いい事づくめですね!
よしまるも、そういう、一生もののセーターに出会いたいな。