よしまるみたいに、ロードバイクでロングライドしたい人って多いと思います。山々、海辺、非日常の中で走るのってムチャ気持ちいいもんねー!
となると 輪行 は避けて通れません。
で、従来のリムブレーキからディスクブレーキが主流になりつつある昨今、
ディスクブレーキの輪行は厄介です。
ディスクブレーキは雨天でも晴天並みのブレーキ性能があるので安全面でおススメなのですが、扱いが面倒という理由でリムブレーキを買う人もいます。
輪行しやすさでいうと、よしまる的にはこんな順番になります。
簡単・・・折り畳みミニベロ(CARACLEは超簡単だよ!)
まだマシ・・・リムブレーキのロード
難易度上がる・・・機械式ディスクブレーキのロード
もっと難易度上がる・・・油圧式ディスクブレーキのロード
因みに、よしまるのロードは機械式ディスクブレーキで、ブレーキキャリパーをカスタマイズしていますが、油圧式ディスクにしなかった理由もこの辺りにあります。
ディスクブレーキはやり方が確立していない
ディスクブレーキを採用するにあたっては、Youtubeで動画を漁ったり、知人に聞いたり、サイクルショップの輪行講習を受けました。
それでわかったことは、、
ディスクブレーキ輪行は、”これ” という方法がない
のが現状、ということでした。
で結局、どの方法も満足できず、試行錯誤して自分なりの方法で輪行しています。
悲しいことに、今まで観た動画や講習は全て、
・いかにフレームを傷つけないか
・いかに手を汚さないか
が意識された解説になっていて、
・いかに安全に走れる状態でパッキングするか
の配慮が欠けているように思いました。
守るパーツを間違えている
安全に走るためにディスクブレーキにしたのに、それが効かなきゃ本末転倒だし、命の危険に関わるなんて大問題です。
なので今回、よしまるなりに得た知見をお伝えして、少しでも安全に、長く、自転車を楽しんでもらえたらと思います。我流ですが、考え方は参考になると思います。
カバーは鉄則!
ロードバイクを輪行する手順はざっくりいうと、ホイールを外してパッキンです。
前輪と後輪をフレームから外して、こんな感じに横づけして固定します。
ディスクブレーキの車輪の中心部には、扱いに注意が必要なパーツが2つあります。
・スプロケット(歯車)
・ブレーキローター
スプロケット
その逆サイドにディスクローター(円盤)
どちらにもカバーをつけるのは鉄則です!使い捨ての靴下や丈夫なペーパーナプキンで覆ってもOK。
スプロケットにカバーをつける理由は、
①歯車についた潤滑オイルを拭き取らないため
②オイルで手や他のパーツが汚れないため
③スプロケットがフレームなどを傷つけないため
です。
一方、ディスクローターにカバーをつける理由はこれとは別です。
・ローターを汚さないため
ディスクローターに手垢や手の油などの汚れがつくと、ブレーキが効かなくなる危険があります。なので、ローターには絶対に触れてはいけません。慎重にカバーをかけましょう。
もう一つ大事なこと、スプロケットとディスクローターのカバーを混同しない 。
スプロケットの油がディスクローターに付いたらブレーキが効かなくなって大変です!絶対に間違わないように、色を分けるなどしましょう。
守るパーツを間違えている
さて、この記事の本題はここから。取り扱い注意な2つのパーツ、
・スプロケット(歯車)
・ブレーキローター
どちらを外側にして輪行したらいいでしょうか?
よしまるが見た輪行手順は全て、ディスクローターを外側に向けてパッキングしていましたが、これはディスクブレーキが効かなくなる可能性があって危険です。
スプロケットは荷重を支えるパーツなので、硬くて丈夫な金属でできています。大抵の負荷ではビクともしません。周りのパーツを傷つけることはあっても、自身が傷つけられることはありません。カバーをかけるのは、スプロケットが周りを傷つけないためです。
一方、ディスクローターはとても繊細です。汚さないよう細心の注意を払うのは勿論ですが、もう一つ、圧力をかけない配慮が必要となります。
ローター自体は硬い金属ですが、局部的に圧力をかけると簡単に曲がって水平がずれてブレーキが効かなくなるのです。↓にイイ感じの写真が載っていました。
引用:達人に聞く、ディスクロード輪行のコツ
で、これが少しの圧で曲がってしまうのでして…(-_-;)
写真2枚目のように、体が円盤の全面に当たるように四六時中気を遣って歩けるか?となると、外側にある時点で何かが当たるリスクはそこらじゅうにあります。自分は気を付けても、誰が、誰の荷物がぶつかってくるかわからないからね、よしまるには無理っ!
というわけでおすすめは、ディスクローターは内側 です!
または先程の記事のオーストリッチの金具を買うのも手です。これなら外側でもいいと思います。
内側、それはそれで問題が。。
実際にローターを内側にしてみます。すると今度は別の問題が浮上っ!
ドリンクやツールボックスがぶつかる可能性があります。
そこで、ディスクロードの輪行では、ドリンクやツールボックスといった接触しそうなものを外さなければなりません。それらは手持ちのリュックにでも入れましょう!
これで安全に輪行できると思います。
参考になれば幸いです。