島根出張の代休を貰った週末、金土日の3日間でWAKAYAMA800の残りのポイントを全部ゲットする計画でしたが、天気はよしまるに味方してくれず断念。
すっかりテンションが下がって初日からダラダラ過ごして…ふと外を見ると、あれ?お天道様が笑っています。そうだ、今からでも行ける場所はあるハズよ…と思いついたのが、金剛山、こーんごうざーん!
大阪から約40km、がんばれば無理じゃない距離、場合によっては輪行して帰れるもんね。となれば急がねば!12:00ジャストに出発しました。
丁度来週、自転車コミュニティーで金剛山ライドがあって、ついてゆけるか心配なよしまるは、予行演習にもなると思ったのでした。この思いつきが後に大変な事態になるとも知らずに…。 ある意味色々と学んだライドでありました(-_-;)
距離52.64 km 時間3:06:48 平均移動速度17.2km/h 獲得標高1023 m
行きはヨイヨイ…
出発が遅いので距離優先ルートで「道の駅かなん」に到着。
向い風で足が疲れたなぁ…登るのおっくぅだなぁ…でもここまで来たしなぁ… 坂の前はいつもこんな葛藤がありますが、序盤は斜度5~6度でなんとか走れたので、気持ちが上向いたよしまるは、調子に乗って、新たなミッションを自分に課しました。
乙女ギア…使わないゾ❤
この数か月、それなりに坂を走ったつもりなのに、坂登りは一向に楽になりません。もしや、すぐにギアをマックス軽くしてたのがイケないのでは?…なんてぼんやり思っていたので、ここらで脱ヘタレを試みたのでした。
するといきなり坂がキツくなりました(8~10度が続きます)。決意すると試練はやってくるものですな...(-_-;) 金剛山によしまるの心は試されています。って、ただのマイルールなんだから止めればいいのに。無意味な意地をはって、最後のギアは入れないぞと、お決まりの切り札を発動!ポチッとなー。
解説しよう、ボヤッキーとは
思いつく限りの悪態を口ずさみ、心頭滅却する、難易度1効果MAXの技。
ラスト500mは斜度が11度になって完走。常時一ケタ速度だったけど、今日もよぅやった!
ストーブで寒さをしのぐ…
ところが、ゴールすると、達成感に浸る間もなく雨が降ってきました。しかもドカ降り、えぇぇ~💦 確か予報は曇りだったハズ…と思って見直すと、雨マークに変わっていました。#$%&!!!
やっちまったょ…よりによって頂上で降るなんて。こんな日に走るんじゃなかった。
雨宿りして暫く待っても止む気配ゼロ。下山できるか不安になってきました。
それ以上に寒さが辛い。気温6℃です。…たまらず駐車場小屋の戸を叩きました。
「トントン、中に入れて下さい」
常駐のおじさまがストーブにあててくれました。缶のコーンスープも飲みました。それでも、芯まで冷えたよしまるの体は、生き返るまで30分以上はかかりました。
帰りはコワい…
もうすぐ1時間に1本のバスの時間。大人しく輪行して帰ればいいのに、よしまるはここで、本日2度目のしくじりをしました。
小降りになってきた…よっしゃ、「カフェつむる」に行こう。
この寒さの中で、輪行をセットする方がよっぽど辛く思えたのです。それなら自転車で下山して、暖かい場所で輪行をセットしたい…
思い切って常駐小屋を飛び出すと、さらに小雨になっててラッキー!…と思ったのも束の間、ほどなく指先が凍えて痛みだしました。冬山の下りってこんなに冷えるんだ。手袋3つも重ねてるのに…
常駐のおじさまの「雨上がりは一気に冷え込むじょ…」という呪文が蘇ります。そういうことなんだ、でももうバスは来ないし、10km自力で下りないといけません。
雨降りの道はスリップしそうだし、なにより寒すぎてスピードが出せません。指が痺れてブレーキを握り辛い。そういえば、幼い頃は手にしもやけできてたっけ。こんな痛みいつぶりだろう…。今を忘れたいのか、色々と思い出します。
痛みに耐えながら、とんねるずの雨の西麻布を歌っていました。なんで今この選曲?自分が理解できません。痛いけど笑える、笑えるけど痛いー!
ふもとまで来ると、民家が増えてホッとしました。「カフェつむる」まであと2キロ、途中土砂降りで、民家の車庫に雨宿りしながらお店に着くと、ずぶ濡れのよしまるに、奥さんがタオルをくれて、寒さを労ってくれました。
今日は、甘南備コーヒーと小松菜ケーキ❤
営業時間を過ぎてしまったのに、体が温まるまで付き合ってくれたつむるのご夫妻に感謝!
河内長野で輪行した時は、これで無事に帰れる!と安堵の思いがひとしおでした。
この先もっと寒くなるだろうけど、冬の山を甘くみちゃいけないと思いました。