【SBI証券】注文してもすぐ買えない。注文日、約定日、受渡日の違いとは?

【SBI証券】注文してもすぐ買えない。注文日、約定日、受渡日の違いとは?f:id:naru443:20200823112414p:plain

 

作成したSBI証券の口座で、さっそく積立投信を申し込みました。

その際、私がオロオロしてしまった事について書きます。

申し込んだのはこちらの商品です。

 

SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド

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初めてついでに NISA も使うことにしました。

 

NISAの限度額は1年で120万円ですが、期限が12/31なので、毎月積み立てるとなると今年は12月まで 5 回しかチャンスがありません。そこで、120万円を5等分した24万円ずつを投資することにしました。来年(1月)からは10万円に変更します。

 

8/18 に注文を設定し、毎月20日に取引されるようにしました。

初めてなので1クリックでも緊張しました。金額が大きいのでミスが怖いです。

 

ワクワクしながら長い2日間を待って、8/20 にサイトで状況を確認しました。

 

ところが。

あれ?  注文履歴が出てきません。確認箇所が間違っているのかと思い、サイトの隅々まで探したのですが見つかりません。

でも、注文(設定)した内容はちゃんと残っています。

 

私が入金した 50万円 の元本がそのまま表示されています。何かの手違いで、銀行口座からお金を引き出せなかったでしょうか? どうやら取引が成立していないようです。

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わからないまま数日経つと、買付余力額が変わっていました。24万円が取引に使われて、残り26万円が買付余力になっています。

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よくわからないけど、とにかく無事に取引成立したのならよかったと思い、早速いくらで購入できたかを確認しました。

 

ですがやはり、取引履歴がありません。どういうことでしょう? 

 

注文してすぐに取引成立にならない

口座からは24万円が引き出されています。それなのにまだ取引されていない?

下の画像をよく見ると、8/18に注文したのに、それより後の日付が2つもあります。8/21 と 8/26 。それでようやく気が付きました。

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注文しても、すぐに買えるわけではない ということに。

 

昔デイトレードをした時には、注文とほぼ同時に取引が成立したので、証券所が開いている時間帯ならすぐに買えると思い込んでいました。

 

8/18 に注文を設定した後、価格はこんな感じに変動していました。

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デイトレードのように、注文時の時価で取引するのではなく、さらに数日後の時価で取引されるようです。注文日~約定日の間に価格が大幅に変動する可能性もあるので、これは要注意だと思いました。

 

注文日、約定日、受渡日の違い

ちゃんと知っておかねばと思い、注文日、約定日、受渡日について、これを機にもう少し調べました。

 

■ 注文日

売り注文したり、買い注文をした日です。証券会社に申込をした段階なので、この時点ではまだ取引されていません。まだ株を買っていないので、当然ながら購入履歴がありません。

 

ポイントは、「約定するまでは、注文を取り消せる」 ということです。気が変わった、マーケットに大事件が起こった時には、この期間内なら取り消しが可能です。

 

■ 約定日

証券会社が指定口座からお金を引き出して、ここではじめて、注文が成立することになります。約定日の時価で取引が成立します。なので、この段階で注文を取り消すことはできません。

 

また、投資商品によって注文して何日後に約定するかは異なります。必要に応じて商品内容を読んでおく必要がありそうです。

 

考えられるケースとして、配当金狙いで株を買う場合、決算日より所定日数前に所有しておく必要があり、約定日のチェックが重要になってきます。

 

■ 受渡日

証券会社から取引の対価として得た「株」や「売却金額」を受け取る日です。SBI証券の場合、約定日から2営業日後が受渡日に設定されています。

 

先ほどの取引の例でいくと、

 8/18 8/20を注文日として積立投信を設定

 8/20 注文日(証券会社が注文を受ける)

 8/21 約定日(取引成立)

 8/26 受渡日

となります。

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中長期運用であることの意義

このように、積立投信はデイトレードと違って、買いたい時の時価で取引できないどころか、取引まで数日(休日を挟めばさらに)かかります。

 

その間に大幅な値動きがあると、購入できる株数や売却価格に影響してきます。

そもそも、短期でチェックして売買するという商品ではないということです。

 

積立投信は、短期の値動きは気にせず、中長期の値動きで運用するのに合った投資商品だと言えます。

 

そういう意味でも、ドルコスト平均法の併用が大事だとは思うのですが、残念ながら、私の購入した SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド は円建てしかないので、その点が中途半端になるのは諦めるしかありません。

 

まとめ

いかがでしょうか?

 

積立投信の場合、注文してもすぐに取引履歴がサイトに反映されないので、初めて利用する人は、私のように戸惑う人もいるのではと思ったので記事にしました。

 

そもそも、注文した時点ではまだ取引が成立していないということや、取引成立までに日数を要し、注文日~約定日の間の値動きが、取引価格に影響するということや、注文日、約定日、受渡日という3つの日を押さえておくのは大事かと思います。

 

そうすれば、約定日までは注文の取り消し、変更が可能なので、有事に対処できます。また、約定日をチェックすることで、確実に配当金を受け取ることができます。

 

いずれにせよ、積立投信はデイトレードとは違って、中長期運用に向いています。その点をゆったり構えて運用するものだと腹をくくるのは大事なのだと思いました。