女性が初めてロードバイクを探すときのポイント

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コロナを機に、国内のロードバイクは完全に売り手市場です。そもそも女性サイズは扱いが少ないので、今購入を考えている女性にとってはとても厳しいです。

 

よしまるはロードバイクの事なんて全くのド素人。仕様を見てもチンプンカンプン、ジオメトリ?何それ、見るのも嫌な代物です。ロードバイク乗ってみたい人で、よしまるみたいな人も多いのではないでしょうか? 

 

でも欲しい。いざショップへ!ところがこのご時世、自分に合ったサイズを見つけたら即決しないと明日はもうない、なんて事はざらです。でも高額ですもん、即決は難しいです。なぜって?知識がないからどうやって選んでいいかわからないもん。

 

仕方なくこの1週間、ネットでガリ勉しましたよ。お店を回りまくり、店員さんや詳しい人に聞きまくり。。。それは大変な1週間でした。

 

少し知識があると店員さんと会話が成立するし、外国語を聞いているような感じからは解放されます。なので、誰かの参考になればと思ってポイントを書きますね。

 

まずは、目的を明確にする

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目的によって選択肢が全然ちがってきます。まずはどこに乗っていきたいか?どんな乗り方をしたいか?目的を明確にしましょう。走る距離(100kmなど)、ヒルクライム重視か平坦道重視か両方か、速さ(ポタリング重視かスピード重視か)などです。

 

最近はグラベルロードというタイプも人気です。ロードバイクはタイヤが細いので、街で低速で走ると安定して走りづらく、少しの段差にはまって転ぶリスクもあります。街乗りや山の凸凹道もパンクせず安定して走りたいとか、ポタリングが目的なら、グラベルロードもいいと思います。

 

1日100km以上走りたい、傾斜のあるヒルクライムをしたい、平坦地でスピードを出して爽快感を味わいたい、そんな場合は、ロードバイクが速くて疲れづらいのでおすすめです。

 

よしまるも迷いましたが、よしまるはロングライドがしたい。。となると日本の道路は殆どが舗装されているので、グラベルのメリットは殆ど活かせません。ロード仲間の足を引っ張らずに一緒に走りたいので、ロードバイクにしました。

 

価格は?

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クロスバイクと違い、ロードバイクは10万円~が最低価格帯となります。中には定価で10万円を切るものもありますが、ただでさえ前傾姿勢で疲れる車体が非常に重いとなると、ロードのメリットは得られません。どのショップも知人も、ロード買うなら10万以上で探せ、と言います。これは一つの目安にしていいと思います。

 

そして、価格帯別のグレードはこんな感じです。

■ 10~15万円 アルミフレーム、リムブレーキ、重量9~10kg台が多いです。

■ 15~20万円 ブレーキが機械式ディスクブレーキに変わります。重量は9kg台前半。

■ 20万円台 カーボンフレームが出てきます。ブレーキも油圧式ディスクブレーキになります。重量8kg台が多くなります。

■ 30万円以上(中級者向け) カーボンフレーム、油圧式ディスクブレーキ、重量は7kg台が出てきます。

 

重量について

重量は軽いほど楽に走れますが、軽いほど高額になるのでどこかで線引きが必要になります。輪行するなら10kg未満がおすすめです。よしまるのCARACLEは約10kgですが、背負って歩く時に肩ひもが喰い込んで結構重いし辛いです。この辺りが限界かと。

 

また、ロードバイクは盗難されやすく、アルミフレームは屋外保管だと少なからずサビてくるので、家の中に保管するのが理想です。その場合、1Fかエレベータありならよいですが、階段で戸口まで上がる場合は、女性には9kg以下が現実的と思います。

 

では、フレームやブレーキ?それどう違うの?って疑問がでてくると思うので、その辺りに触れていきますね。

 

アルミフレームか、カーボンフレームか

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エントリーモデルと言われる10~20万円レンジは、ほぼアルミフレームしか選択肢がありません。アルミは金属だけど軽くて錆びにくいです。対してカーボンフレームは、軽くて錆びない、アルミより体への衝撃が柔らかくなるので長距離ライドに向いています。ただし高額!

 

よく「カーボン=軽い」と言われますが、調べるとアルミでも同等以上、もっと軽いものもあります。重さ重視なら、ちゃんと仕様を確認した方がいいです。

 

あと、カーボンは横からの衝撃に弱いので、大事に使えない人には向いていません。一度転倒したらアウト、なんても言われます。よしまるは1年以内に3回も転んでいるので、アルミフレームにしました。

 

ブレーキの違い

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続いてブレーキです。

種類は3つ。形や仕組みはググってね。

・リムブレーキ・・・安価

・ディスクブレーキ(機械式)・・・リムより2万円位高額

・ディスクブレーキ(油圧式)・・・機械式より5~6万円高額

 

昔は安価なリムブレーキが主流でしたが、数年前からディスクブレーキが台頭し、今後の主流になると言われています。リムブレーキは雨が降った路面でブレーキが効き辛いのですが、ディスクブレーキは雨天でも晴天時と同様のブレーキ性能が出せます。

 

ディスク式はリム式より高額で、重量も500g~1kg重くなりますが、リムブレーキを買って、後からディスクブレーキに変更はできないので、購入時に決めなければなりません。走行中ににわか雨に遭うことも、前日の雨で湿った路面を走ることも考えられるので、事故に遭わず安全に長く走るために、ディスクブレーキが断然おすすめです。

 

機械式か油圧式か

じゃぁ、ディスクブレーキならよしってことで、安い機械式でいいんじゃない?とよしまるは当初その程度でしか考えていませんでしたが、これは甘かったです。特に女性には大事なポイントです。

 

機械式はブレーキが固くて相当な力が必要です。斜度のキツイ下り坂が続くと、ブレーキし続けて握力がなくなり、男性でも休みながら降りることがある程で、色んな人から経験談を聞きました。同様に長距離ライドも辛いそうです。実際に握ってみても、なんとかなりそう、とは思えない程固かったです。その点油圧式は、指先で押せるほど軽いです。全然違いました。女性は男性に比べて握力が弱いので、この固さのパンチが効いてくると思います。

 

なので、特に女性には油圧式が理想ですが、困ったことに価格がズドンと上がります。よ、予算オーバー。。。

 

そこで、一つの解決策として、機械式ディスクのロードを買って、油圧式相当に近づける商品で改造する、という手があります。+3万円ほどで済みます。購入するショップでカスタマイズ可能か聞いてみましょう。

https://www.sports-eirin-marutamachi.com/blog/135834.html

 

パーツの違い

他にも、価格に影響するものとして、自転車本体(フレーム)の他に付いているパーツのグレードがあります。変速機やブレーキなどのパーツにはグレードがあって、互換性や相性の理由から、概ね同じグレードのパーツに統一して組み立てられます。

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105までは、グレードが上ると後輪の変速ギアの段数が1段ずつ増えます。前輪が2段変速なので、その組み合わせの掛け算が変速数となります。例えば、Tiagraは後輪(リア)10段なので、10×2=22段変速です。

 

ただ実際は、前輪ギアと後輪ギアの組み合わせの中で、殆ど変わらないものが出てくるそうです。例えば9×2=18変速だとしても、実際の変化は10通り位だと言われます。特にヒルクライムは変速数が多いほど楽に走れるので、グレードが高いほどいいです。

 

まぁググると、よしまるみたいな初級レベルには、変速以外は誤差の範囲らしいので、グレード高いのがついてればラッキー!、位に思っておけばよいみたい。

 

余談ですが、105以上は互換性があるので、105を買って、後からULTEGRAのパーツに変更できますが、それ以下のグレードは「後から変更」ができません。グレードアップも視野に105を買っておく人もいるらしいです。(あたいには関係ないかっ)

さらに余談ですが、105を「ヒャクゴ」と言ったら冷笑され「イチマルゴ」と訂正されました(-_-;) そんなん知らんがなっ!

 

選び方のポイント

ということで、よしまる的に女性におすすめの要件はこの2つです。

・油圧式ディスク相当のブレーキ(機械式をカスタマイズするか、油圧式か)

・9kg近くの軽いもの

 

選択肢は少ない

じゃぁ実際に、どんな商品が選べるの?というと、選択肢はとても少ないです。今のご時世、ショップで要件を伝えれば、凡そ1or2つを紹介してもらえるのが関の山でしょう。

 

それでもっ!

いくつかお店を回ると、選択肢が3つ4つ…となってきます。で、どれを選ぶといいのか?と考え出すと、ド素人よしまるは、どこかのタイミングで頭が混乱してきます。あれがコレで、これがアレで、、さっきのはどの機種だっけ!?即決しないとという焦りも出て、ああもう!と投げ出しそうになります。

 

苦肉の策で、いつもならありえへん「比較表」を作りました。コスパなど比較するのにすごく役立ったので参考にしてください。15万円以内で手に入る女性用サイズのラインナップです。この価格帯は、ブレーキの「ディスク」はいずれも機械式です。油圧相当に変更するのに+3万円を目安にしてください。鼻から油圧式にするなら20万円台~を探してください。

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ちなみにサイズは身長155㎝の適正範囲となります。洋服のSMLサイズと違って、メーカー毎にサイズと適正身長が全然違います。自分の手足の長さでもかなり変わってくるので、必ず自分の体を測定してもらって、その数値を基に、機種ごとに自分に合ったサイズを選んでもらいましょう!(面倒だけど💦)

 

あなたのステキな1台がみつかりますように。。