在宅ワークで日常的に飲む、コーヒー。
大量のコーヒーかすがでるのが悩みの種でしたが、
コンポストを利用して、最後は堆肥にするサイクルで回していました。
そのままでは肥料にできない
コーヒー粕って、残念ながら、そのまま土に撒いても肥料になりません。
ならないどころか、悪影響💧
コーヒーに含まれる、カフェイン、タンニン、クロロゲン酸が、植物の成長を妨げる他、多量の炭素と窒素も影響して、これも植物の育成が妨げられる原因になります。
でも、発酵 というひと手間を入れれば、悪影響となる成分が分解されて、肥料として使えるようになるんです。
よしまるは普段、コンポストで堆肥化していますが、
一つ問題が。
皮や骨などの生ごみを、なんでもかんでも堆肥にするので、三大栄養素のリン、窒素、カリの割合がどうなってるか、全くわかりません💦
そこで今回、コーヒー粕でぼかしを作ってみました。
米ぬかとの合わせ技で、ある程度栄養分の割合もわかって使えます。
作り方
■ 材料
・コーヒーかす:乾かしたものを500gくらい
・米ぬか:500gくらい
・納豆:1P
・ヨーグルト:あれば適当に
・黒砂糖:大2~3(菌の大好物だから)
実はこのコーヒーかす、数か月前から、ぼかし作りのために取っておいたんです。
よしまるにとっては長期の企画、ようやくこの日を迎えることができました。
■ 作り方
1.バケツに米ぬかとコーヒーかすを入れて、混ぜます。
米ぬかというより、コーヒーの臭いが強いです♬ いい香り~💓
2.カップに納豆とヨーグルトを入れ、人肌くらいに温めた水を少し入れて、まぜまぜ。シャビシャビの液体を作ります(菌液)。
3.菌液をバケツにまわし入れ、全体に行き渡るように混ぜます。
4.さらに、人肌くらいに温めた水も足して、混ぜていきます。
5.黒砂糖も入れて、さらに混ぜます。
目安は、手で握ってお団子ができて、それを指で押すと簡単に崩れる、そんなくらいまで、水を足し混ぜたらOKです。
この状態も、コーヒーのいい香りがしています。
6.そのままでもいいですが、発酵にはある程度通気性もあった方がいいので、不織布の袋に入れて、上から新聞紙、さらに上からビニールを被せ、屋外に置きました。
発酵が進むと、温度が上がるはずです。(35~55℃くらい)
7.1日経って温度を計ったら、全然上がっていませんでした💦
あぅ!いきなり失敗なの~?
少し保温した方がいいかなぁ。。段ボールに移しました。
新聞紙をくしゃくしゃにして敷いて、周囲を緩衝材で囲んで、上から新聞紙を被せて、蓋をしました。
翌日、43.4℃になりました。
むっちゃテンションあがります!
ワクワク♬
2日後は47℃。その日の気温は24.5℃でした。いい感じです。
コーヒー臭がかなり薄くなってきました。
4日後。うわぁ!温かい。カイロみたいだぁ♬
袋の形で固まっていました。写真は袋から出した状態です。
段ボールの底は、新聞紙を通り越して、ダンボール紙も湿気ていました。
発酵しながら汗をかいてるんですねぇ~。
表面が少し青っぽい灰色に変わっていました。発酵できているサインです。
コーヒー臭はなくなって、チガウモノの臭いに変わりました。
割ってみます、ぱかーん。結構固いなっ💦
中の方はより温かく、かなり変色が進んでいました。
色がまばらなので、発酵していない部分がありそうです。
全て崩して混ぜなおして、もう一度セットしました。
1週間後。温かさがなくなっていました。気温と同じです。
ということは、温かい季節だったこともあり、1週間で発酵が完了したようです。
ちなみに冬場は1~2か月かかるそうです。
8.念のため、さらに数日寝かせました。水分が抜けて、サラサラです。
ペットボトルに詰めて、保管します。
入りきらない分は、プランターに撒きました。
肥料って、作物には刺激が強いので、量や場所に気を遣いますが、なんせぼかしですからね!気楽でいいです♬
施肥から1週間、作物は成長阻害もなく、元気に育っています。
悪影響成分も、ちゃんと分解されてるみたいで、安心しました。
ぼかし作り、すごく楽しかったです。
他の食材でも試してみようかな♬