ドライレモン、レモンシロップに続き、今回はレモンの皮の活用です。
レモンの皮には実の何倍も風味が凝縮されているので、これを使わない手はありません。日々の料理がレストラン級にグレードアップします。
中でもイチオシがこの、レモンフレーバーオイル です。
シンプルなフレンチドレッシングの油をこのオイルに変えるだけで、レストランに出てくるようなサラダになるし、肉をこれで焼くと、思わずニンマリしてしまいますよ。
私がレモンフレーバーオイルに出会ったのは、かれこれ15年前でしょうか。市販の頂きものを一口舐めて、その美味しさに感動しました。
それからは、何とかして作ってみたい!という思いが強くて、いろいろと調べ、試行錯誤して今に至ります。
皮は10月~3月にストックします
皮を使うなら無農薬にこだわりたいところです。となると国産レモンなのですが、国産レモンの収穫時期は秋冬10月~3月。それ以外の時期は?というと、6月頃まではなんとか長期貯蔵の国産レモンが出回りますが、真夏になると外国産しか出回りません。
無農薬レモンは期間限定ものなのです。
なので、よしまるは毎年この時期になると、大量に無農薬レモンを買って仕込みます。ドライレモン や レモンシロップ と合わせて、レモンの皮もストックしておくのです。
1個分ずづラップに包んでしっかり空気を抜き、さらに密閉袋を2重に入れてから冷凍保存します。皮だけなら冷凍庫の場所を取らずに済むし、好きなときに好きな量だけ、お菓子や料理に使えます。
この皮で、レモンフレーバーオイルだけでなく、レモン塩(塩レモンではありません)やモヒート風のレモネードなどを楽しんでいます。もちろんそのまま刻んで料理やお菓子にと大活躍です。皮の活用についてはまた書きますね。
基本の作り方
おまちかね、オーソドックスな作り方から紹介します。
これはエキストラヴァージンオイルにこだわるときのレシピです。
作り方は簡単です。
■ 材料
レモンの皮(黄色い部分):2個分
オリーブオイル:1カップ
■ 作り方
1.皮を半日程天日に干して乾燥させます
2.2週間オリーブオイルに皮が浸るように漬けて、蓋をして冷暗所に保管します。
3.皮を取り出したらできあがりです
私は今この方法で作っていないので、参考情報です。
よしまる流、即席レシピ
先程の方法でも十分香りがありますが、よしまるはレモンエキスをめいいっぱい抽出したいので、試行錯誤の末、違う方法に辿り着きました。
簡単で、短時間でできて、レモンの香りが高いオイルになります。
ただし、高品質なエキストラヴァージンオイルには向きません。オリーブ独特の苦み渋み(これが美味しい)があって、その香りとバッティングしてしまうからです。
それに、高品質なオイルは、ラベルに必ずといっていいほど酸化度合を示す「酸度」が明記されています。エキストラヴァージンの基準は0.8以下です。
せっかく酸度が低いのに加熱するのはもったいない。そのままの味を楽しむのがよいと思うのです。
ですので、クセのないピュアオリーブオイルで作るのをおすすめします。
■ 材料
オリーブオイル 150cc
レモンの皮 1個分
■ 作り方
1.レモンを洗って水気をふき取り、黄色い部分の皮を薄くむく
2.耐熱容器にレモンの皮を入れ、オリーブオイルを注ぎ、ラップをせずに、200wのレンジで2分程加熱します。
加熱時間の目安は、レモンの皮から細かな泡が出てきて、熱いけど触れる位の温度になるまでです。
3.そのままフタをせずに冷まし、冷めたら皮を取り除いてできあがりです。
まとめ
いかがでしょうか?
1年の限られた時期しか手に入らない無農薬レモンの皮を使って、フレッシュな香りいっぱいのフレーバーオイルを作ってみては?
市販品より安くて楽しめるのもいいですよね。
是非おためしください。