お金の不安はどこからくるの? 見えてくる共通点とは?

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今回は、お金に関する不安がどこからくるのか、についてです。

 

メディアを通じて、ブログで、ツイートで、世間話で、世の中の様々な場所で「お金に関する不安の話題」が出てきます。それだけ多くの人の中に根付いていることですね。

 

私もかつて子供を授かったとき、将来のお金の事でとても不安になりました。

保険商品や副業などを片っ端から探すほど、無力な自分を思い知らされて、不安が増すばかりでした。 

 

不安って、どこからくると思いますか?

不安という感情は、自分が「わからないこと」に対して起こります

 

不安なまま放置して、そこで考えを終わらせてしまうと、不安だけが心の中で膨張していきます。それが辛くて見ないふりをすることになります。

 

お金の不安を少しでもなくすには、自分が何に不安を持っているかを知ることからはじめるといいと思います。

 

お金の不安には、どんなものがあるの?

 

あなたが感じているお金の不安は、具体的に何でしょうか?

 

・収入の中で家計をやりくりできるだろうか?

・子供を大人になるまでちゃんと育ててゆけるだろうか?

・老後に生きてゆける十分なお金を蓄えられるだろうか?

・病気になったら生きてゆけるだろうか?

・家事や災害に見舞われたら生きてゆけるだろうか?

・リストラされたら生きて行けるだろうか?

 

お金があればほぼ解決する、お金にまつわる様々な不安があります。

決して一つではなく、これらほぼ全ての不安を抱えることになります。

実はあるアンケートでは、将来の不安の殆どが「お金にまつわること」でした。

それだけ大きな心配事ということです。

 

不安をひも解くと、一つの不安にたどり着く

 

さきほど書き出したお金にまつわる不安の数々、

実は、つきつめていくと、一つの不安にたどり着きます。それは、

 

死ぬまで無事に生活できること

 

です。これができるか ”わからない” から、不安になるんです。

 

「死ぬまで無事に生活を営めること」 の主語は、人それぞれ違います。

私が、夫婦が、子供が、主語によって蓄える額はかなり違ってきますが、心の中にあるたくさんのお金にまつわる不安をつきつめていくと、この1つにまとまると思うんです。

 

お金の不安をなくすには、死ぬまで無事に生活できるだけのお金を持てればいい

 

なので、お金の不安をなくしたいと思えば、一日も早く、死ぬまで無事に生活できるだけのお金を持てればいい。そうすれば不安がなくなるのではないでしょうか?

 

ですが、不安はゼロにはなりません。

災害や病気など、自分ではどうすることもできない力をゼロにすることなどできないからです。そのために保険を備えて不安を軽減はできますが、例えば戦争にでもなったら、紙幣の価値も、家や命すらどうなるかわかりません。そういった予測不可能なことを、ゼロにはできないからです。

 

ゼロにはできませんが、そこに近づけることで、不安を大きく減らすことはできます。

なので、お金の不安をなくすために、死ぬまで無事に生活できるだけのお金を持つために、そこに一日も早く近づくために、どうすればいいかを考えましょう。

 

 

周囲や世の中一般より貯金があったら安心?

 

これはとても危険な考え方だと思います。

 

今はネットで様々な情報が手に入ります。

もし、自分の世代の平均貯蓄額よりも自分の貯蓄額が少ないと、みじめな思いをするかもしれません。

もし、平均より多くの収入や貯蓄があると、自分は大丈夫だと、安心するかもしれません。

 

さて、世の中の平均額は本当に、あなたを安心、落胆させる指標なんでしょうか?

お金の不安はどこからくるのでしょう? そうです。死ぬまで無事に生活できるだけのお金を持てなければ、不安はついてまわります。

 

世間一般より収入が少なく、貯金も少ない人だからといって、その人が少ないお金で生活できる知恵や力があれば、人より少なくても十分生きてゆけるではありませんか。なので、世の中を見る必要は全くありません。

 

逆に、世間一般より収入や貯金が多いからといって、その人の能力では高いお金でしか生活できないのであれば、死ぬまで生きてゆけないことだってあるんです。

 

ですので、世の中の平均や一般を、安心の指標としてみてはいけないと思います。

 

 

死ぬまで無事に生活するのに必要なお金を計算する

 

 お金の不安を少なくするには、大元の不安である「死ぬまで無事に生活する」のに、一体いくらのお金が必要かを計算し、知ることから始めましょう。

 

その際、インターネットで使える自動計算ツールや、保険会社にライフプランをシミュレーションしてもらう値を参考にするのはおすすめしません。

 

私の経験では、それらのツールはほぼ全て、提供主体の都合に合わせて作られているからです。

 

例えば、保険会社にライフプランを立ててもらうとします。(私も経験があります)

彼らのライフプランは、途方もなく不安にさせないよう、かといって不安が残るように作られます。そうして、保険に入れば、少しの不安が解消されるように、安心を得られるようにアピールされます。

 

インターネットで提供される無償ツール、こちらは保険会社のような利害関係のない、サイトの読者寄せを目的としたものもあるかもしれません。ですがこれらも、世間一般で言われる「常識」を加味した計算をしています。それを多くの人が望むからです。

 

具体的には、年金、医療費、退職金などです。

(他にもいろいろありますが、ここでは割愛します)

 

利用者の多くが、これらをもらえる前提で作られたシミュレーションツールを望むでしょう。そうしないと、多くの利用者は、自らの破綻を突き付けられるからです。「不安がある」ということは、このままでは破綻することを意識下で感じているからではないでしょうか? でも認めたら不安で押しつぶされてしまう。だから、見ないふりをする、楽観的な可能性に傾倒するのでは、ないでしょうか。

 

ですが、ことお金に関しては、何とかなるとか、宝くじが当たるようなラッキーは期待できません。

 

なので、これらのツールを参考にするのはよいですが、鵜呑みにしてはいけません。

 

自分で必要なお金を一つ一つ要る、要らない、どれだけ要るか、を吟味して、ライフプランを立てましょう。そうすれば、あなたが生きていくのに本当に必要な金額に近づくと思います。

 

さいごに

 

いかがだったでしょう?

お金のさまざまな不安は、「死ぬまで無事に生活できること」につながります。

そのために必要なお金は、その人の生活力によって様々です。

なので、自分に必要な額を、面倒であっても「自分で」算出しましょう。

 

そこがスタートです。

「必要なお金」がわかれば、具体的な手立てを考えて行きやすいと思います。

それについては、改めてお伝えしたいと思います。

 

これからの時代、お金の不安はさらに増していくと思います。できるだけ有益な情報をお伝えして、みんなで生き残ってゆけるといいなと思います。

 

このサイトも、そうした考えの人が少しでも集まって、知恵を出し合って、豊かになって、いつか助け合えるようになったらステキだなと思います。