冬の定番、花梨シロップ

金剛山登山の帰り、「道の駅かなん」で花梨をゲットしたので、今年も、冬に重宝するシロップを作りました。

 

花梨っていい~香りです。部屋に置いておくと、部屋中に香りが充満します❤️

思わず食べたくなるけどそれは無理。むちゃくちゃ固くて渋いのです。でも、美味し~い風邪と喉の薬が作れますよ!

 

花梨の効能

花梨は、ビタミンC、タンニン、クエン酸、食物繊維が豊富です。それで昔から、美肌、疲労回復、整腸などの用途で利用されてきました。特に、咳止めや、喉の痛みに効くのは、有名ですね。

 

それは、花梨のポリフェノールに、特に喉に有効な抗菌、抗炎症作用があるからです。喉は、インフルエンザなど風邪のウィルスが着床する場所。そこでウィルスを抑制し、起きてしまった炎症も抑えるので、ダブルで効く風邪薬ってわけです。

 

アミグダリンという毒があるから、生では食べられません。でも、砂糖やアルコールに漬けると分解されて、食べられるようになります。だから花梨シロップや花梨酒があるんですね、先人の知恵ってすごい!

 

もう一つの大きな特徴は、その香りです。

昔、中国の宮廷では、女性が衣装の香り付けに使っていたそうです。今でも芳香剤代わりに、部屋や車中に置いたり、湯船に浮かべて楽しむ人がいます。

 

ということで、花梨を手に入れたら、以下の三段活用がおススメです。

1.花梨を部屋に置いて楽しむ

2.湯舟に入れて、花梨風呂を楽しむ

試しに2個湯舟につけてみましたが、1個でも十分なくらい芳醇な香りでした。

3.花梨シロップをつくる

 

花梨シロップの作り方

■ 材料

花梨:好きなだけ

はちみつ:花梨が浸かる位。

 

はちみつの代わりに砂糖でも作れます。でも自分で作るなら、喉にいいと言われる蜂蜜で作ります。

 

■ 作り方

1.花梨の表面をアルコールで拭いて消毒します。

 

2.縦半分に切って、スプーンで種とワタを取り出し、お茶パックに入れます。種とワタに有効成分が大量に含まれるので、捨てないでね!

 

 

種を触るとベトベトして、手を洗うとヌメリがなかなか取れません。これが有効成分ではないかしら?

 

3.花梨の果肉を2~3mmにスライスし、消毒した瓶に、蜂蜜と交互に入れます。途中、種とワタもいれましょう。冷暗所に置きます。

カビが生えないように、たま上下逆さにしたりして果肉に液が行き渡るようにします。ガスが出るので、たまに蓋を開けましょう。

 

4.2週間~1ヶ月で、花梨がシワシワになったら出来上がり。カビが心配なら、エキスを煮沸します。煮沸しても薬効は変わりません。早く出来ないかなぁ。

 

5日後。見た目は変わらないけど、ハチミツのトロトロが、かなりシャビシャビになってきました。

 

一年経った花梨シロップは、飴色になります。

 

 

とてもいい香りで、美味しいです。喉がいがらっぽい時にお湯割りして飲むと、てきめんに楽になります。いつもチビチビ大事に飲んでいるので、今年は倍量にしました。あぁ、土地があれば花梨植えるのに。。

 

花梨のカスの使い道

花梨シロップを作ると、もれなくカス(果肉)が大量に出るので、何とか使いたいのですが、いいアイディアが浮かびません。

 

去年は、のど飴に挑戦しました。

でもまだ、納得のいく仕上がりにはなっていません。

 

その強力な食物繊維がネックなんだよねぇ。

果肉は固くて、圧力鍋で加熱しても、ビクともしませんでした。でも、この固さを克服しない限り、食せる日は来ません。

 

そこで今年は、これを試そうと思います。

1.花梨茶を楽しむ

2.さらにそれを乾かして、粉末にする

3.粉末をサプリとして飲んでみる

 

粉には、有効成分と食物繊維が豊富に残っているはずだからね。ダメ元だし、最悪粉なら、コンポストにポイして、分解されるからね!