12月に入って寒さも増し、甘くて美味しい白菜が出回るようになりました。
ということで、今年も白菜漬けの季節がやってまいりました!
白菜は1玉平均2kg と重いし、大きいので冷蔵庫でかなりの場所を占めます。
かつては、1玉買った方が安いと思いながらも、使い切る自信がなくて1/2、1/4カットを買っては、数日経つと切り口が黒ずんできて、がっかりしていました。
でも、自分なりに長期保存して使い切る方法を見つけてからは、大きな白菜が安く売られていると、「農家さんありがとうございますぅー」と拝みながら買います。
今回は、白菜の長期保存方法や、白菜漬けの簡単なレシピを紹介します。
自家製の白菜漬けは、安く作れる上に、無添加で美味しいのでおすすめです。
白菜を長期間保存する方法
白菜の保存適温は0~5℃が理想、10℃以下で日の当たらない場所なら常温保存で2週間、、、と言われますが、実際はもっとざっくり考えて大丈夫そうです。
今期11月初旬に買った白菜は、屋外で放置して12月に入りましたが、傷みなくピンピンしています。この間の気温、最低5.8~最高26.6℃、平均14.7℃ですから、先程の条件からかなり外れても保存できるっちゅうことです。
このままどこまで持つか放置しようかなー、でももったいないなぁー、迷います。
保存方法は以下のとおりです。
新聞紙で白菜全体を包み、ビニール袋を被せて縛るだけです。それを屋外の日の当たらない寒い場所に立てます。横にすると、白菜の自重で圧迫された箇所が傷みます。
これで春まで長期保存できます。
暖かくなると表面の葉が傷んだり腐ってきますが、内側の葉は大丈夫です。
これまで一玉を躊躇して買えなかった人は、格安の時に買いだめしても大丈夫ですね!
1~2週間で食べきる場合は内側から食すべし!
白菜は、ちょっとした工夫で一玉丸ごと美味しく食べられるって知ってますか?
多くの人は、外側の葉から順番にもいでいきますよね。実は、美味しくいただくコツは、内側の葉から食べるのがいいです。
1/2カット、1/4カットの白菜を買っている人はご存知かと思いますが、しばらく放置すると芯に近い部分が盛り上がってきますよね。白菜は収穫後も芯に近い葉が成長しようとします。そしてその養分は、外側の葉から供給されます。
なので、外側の葉は、栄養の少ない=美味しくない葉 なんです。
外側の美味しくない葉から食べると、残った外側の葉は内側に養分を渡すので、次に食べる時には当時より味が落ちています。こんな具合に、常に一番美味しい状態でない食べ方になるんです。
一方、芯に近い内側の葉から食べていくと、外側の葉は栄養を内側に取られずに済むので、常に一番美味しい状態で最後まで食べきることができる、というわけです。
調理する上では、外側から食べた方が楽ですが、少しでも美味しく食べたい場合はこういうのもいいと思います。
一玉買った時の使い方例
続きましてk、長期保存しない一玉の使い方例をご紹介します。(一玉 2kgとしています)
■外側の葉を 白菜漬けにする
外側の緑の葉はビタミンCが豊富です。ビタミンCは加熱に弱いので、できるだけ生や漬物にして食べるのがおススメです。私は白菜漬けの葉の部分が好きです❤
昔ながらの漬物容器で作る方法は面倒ですが、これなら少量でも作れます。
1.外側の葉を1/4量(500g)もいで、天日に半日以上干します。水分が抜けてしんなりします。1日以上放っておいたら370gになってましたが、テキトーです。
↓写真は小さな白菜だったので1/4カットして乾燥させています。
丸1日天日干ししたら、500gから365gにまで減ってました。
2.白菜に塩12.5g(白菜の2.5%)を厚い芯の間を中心に擦り込みます。
3.白菜、刻んだ昆布(5cm角のものを刻む)、鷹の爪(1/2本)、水100ccと一緒に密閉袋に入れて、重量の2倍相当の重石をのせて一晩放置します。私はまな板の上に2リットルのペットボトルを乗せています。
4.白菜から水がでたら重石を外して冷蔵庫に移します。そのままにすると水分が出過ぎてスジっぽくなります。
翌日から食べられ、そのまま冷蔵庫で2週間は持ちます。
軽く絞った白菜を刻んで、ダシ醤油を少量かけて食べるのが、私のおススメです。
■鍋で食べる
白菜漬けの処理をして残った白い葉には、カリウムやマグネシウムが多く含まれています。こちらはすぐに鍋にして食べます。豚肉とのミルフィーユ鍋は最高ですねー!
■残ったのを保存
漬物作って鍋を1回すると、大体体積が半分~1/4になるので冷蔵庫でも場所をとりません。この状態で新聞紙にくるんで冷蔵庫か屋外に置いておきます。
まとめ
いかがですか?
これまで一玉買いを躊躇していた人も、春まで長期保存できるとわかれば、安い時に買いだめしても大丈夫ですね。
外側の緑色の葉と、内側の白い葉では栄養が異なるので、適材適所の使い方をおすすめします。
また、白菜漬けも自分で作れば安くて無添加の美味しいものを食べれます。漬物容器と漬物石を使わなくても、少量から美味しく作れるので、ぜひ試してみてください。